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医師会コラム

■認知症と嚥下機能(飲み込む力)

 認知症の初期には食べたことを忘れる、食器の使い方がわからない、嗜好の変化、食事中の立ち去り、次々に食べ物を口に入れるなどの症状がみられるようになります。中期になってくると脳の萎縮が進行するために食事の介助が必要になってくることが多く、食事が始められない、途中で中断する、食べるペースが乱れる、手を使って食べるなどがみられ、さらに進むと直接介助者が食事を食べさせる等の介助が必要になってきます。認知症が末期になると脳の萎縮も高度になり、嚥下機能(飲み込む力)自体が障害されるようになります。このころになると、口のなかで食べ物をまとめられず(食塊の形成不良)、舌の動きも悪くなるためのどの奥に食べ物を送り込むことができなくなります。その結果口の中に食べ物が残ってしまいます(口腔内残留)。また、飲み込んだと思っても1回では飲み込めず、のどに食べ物が残ってしまい、それが気管に入っていくことで誤嚥性肺炎を引き起こします。このように認知症が末期になってくるとどんなに支援、介助を行っても嚥下機能(飲み込む力)自体を改善することは難しいのが現実です。そうなったときに胃ろうや点滴から栄養を取る方法を選択するかあるいは少ない量でも経口摂取を続けるかなど、人それぞれのおかれた状況や体の状態の違いはありますが、普段から家族で話し合っておくことが重要だと思われます。
東村山市医師会
■関連情報

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健康福祉部健康増進課
電話:042-393-5111
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